中綴じのやり方と注意すること

デザインのこと

パンフレットの一般的な綴じ方は「中綴じ」と「無線綴じ」があります。

特に中綴じはホッチキスの針金で綴じることができるので自分でも簡単に製本できるやり方ですが、印刷する上で気をつけなければいけない点もいくつかあります。

そこで、中綴じのメリット・デメリット・気をつける点についてご紹介します。

中綴じと無線綴じのやり方

中綴じ

中綴じとは、見開き状態の紙を重ね真ん中をホッチキスで留めるやり方で、針金綴じとも言います。

メリット

  • 見開きいっぱいまで開くことができるで、レイアウトの自由度が高い
  • 印刷コストが比較的安い

デメリット

  • 多ページには向かない
  • ページ数を4の倍数にしなければいけない

中綴じはページ数が少ないものに向いています

無線綴じ

無線綴じとは、背を糊で接着し製本するやり方で、針金や糸を使わないので「無線」綴じと呼ばれています。

中綴じと比べると多くのページ数を綴じることができます。

メリット

  • ページ数に制約がない
  • 作りが丈夫
  • 背表紙があるため、中綴じと比べると高級感がある

デメリット

  • 真ん中の根元を開くことができないので見づらい部分がある
  • コストと納期が必要な場合も

無線綴じはページ数が多く強度が必要なものに向いています

中綴じで印刷する時に気をつけること

中綴じは紙1枚・表裏の見開きで4ページとなる為、ページ数は4の倍数となります。

中綴じのページ数の説明

また、印刷して綴じることを十分考慮してレイアウトしないと、一番真ん中のページ(上の図では6P〜7P)以外では中央部分が切れてしまったり読みにくくなる場合もあります。

さらに、印刷過程で必要な面つけも中綴じの場合は注意が必要です。例えば上の図の場合だと1P、2P、11P、12Pが1枚の紙に印刷されることになります。

中綴じの面つけの説明

まとめ|中綴じのやり方

中綴じは自宅でも簡単に製本できるやり方ですが、ページ数や印刷する上での面つけ方法など気をつける点もあります。

メモやコピー用紙など小さくてもいいので、実際に紙を重ねて簡単に製本してみるとイメージが湧きますよ。

中綴じでパンフレットを制作する場合は、プロに頼む場合でもまず小さな見本を作ってみることをお勧めします^^

お問い合わせはこちらから

タイトルとURLをコピーしました